Gmailのスパム圧縮フィルタを作る

迷惑メールトレイをスッキリさせるという発想を。

 迷惑メールを圧縮するとは?
 時々、Gmailで迷惑メールと誤認識されたメールを探す時、迷惑メールの多さにウンザリします。誤認識メールを効率よく探したいという要望がある中、例えば検索演算子で抽出する方法もありますが、それでも迷惑メールの検索は元々面倒です。
 そこで、迷惑メールトレイに入ったメールのうち、
明らかに迷惑メールと分かるメールについては「in:spam」を付けた特殊なフィルタで削除し、迷惑メールトレイをスッキリ見やすくしましょう。
 以降のスパムカットフィルタで個人的には
5%程度まで迷惑メール一覧を圧縮できました。1日200通の迷惑メールが10通に減るような快感はなかなかのものです^^
 (1)他言語スパムカットフィルタ
 普段、明らかに日本語以外のメールは受け取らないという人は、迷惑メールのうち日本語以外のものは削除すると、迷惑メールトレイが劇的にスッキリします。これには高度な検索演算子を使いますが、以下のように真似て一度設定すれば簡単です。

「次のステップ」で出る警告は「OK」で良い。

ラベルを付けると、後でゴミ箱トレイ内で区別できるようになります。
※ただしこのラベルはゴミ箱の中でしか見れません。
 なお、普段英語メールも受信するという人は、「含めないキーワード」欄を「lang:ja lang:en」として下さい。ただ、英語の判定精度は高くないので、英語メールが来る宛先以外についてのみ以上の処理をさせる方が良いかもしれません。その場合は、含めないキーワード欄に「to:英語メールが来る宛先」をスペースで追加。宛先でなく差出人の場合は、「from:英語メールを出す人のアドレス」を追加。
 (2)重要メールへのスター付与フィルタ
 スパムカットではありませんが、迷惑メールと誤認識されると困る重要なメールには、誤認識されても見つけやすいようにスターを付けましょう。迷惑メールトレイの中で目立つ存在になります。Amazonギフト券のメールにこのような処理をさせるのは良さそうです。
【設定例】
 キーワード:
in:spam,差出人:該当者名かアドレスもしくはドメイン
 次のステップ:
「スターを付ける」 ※削除はしない
※このスターは迷惑メールトレイの中でしか見れません。
 (3)ドットなし宛先(架空宛先)スパムカットフィルタ
 Gmailの場合、例えば「g.introducer@gmail〜」というアドレスならドット「.」なしの「gintroducer@gmail〜」のアドレスにもメールが届きます。ただ、人に教えていない場合は、この宛先へのメールは迷惑メール業者のものがほとんど。そうした迷惑メールは削除できます。
 これ以外の
存在しない架空の宛先も同様
【設定例】
 キーワード:
in:spam,宛先:ドットなしアドレスや架空アドレス
 次のステップ:
「削除」「ラベルを適用」(振り分ける場合)
 (4)不特定宛先スパムカットフィルタ
 迷惑メールのうち、自分の宛先や参加しているメーリングリスト宛て以外に送信されているものは、たいして重要性がありません。
 例えば私は、g.introducer+HP@gmail.comや、gmail-mag@1o4.jp、○○@googlegroups.com(メーリングリスト)などの宛先のメールを受信していますが、それ以外の宛先は多くが迷惑メールです。

【設定例】

 キーワード:in:spam
 含めないキーワード:to:g.introducer+HP@gmail.com to:gmail-mag@1o4.jp to:googlegroups.com
 次のステップ:「削除」「ラベルを適用」(振り分ける場合)
 (5)特定スパムカットフィルタ
 以上でも排除できない迷惑メールのうち、配信頻度の多いものについては、差出人や特定のキーワードでフィルタリングし削除するようにしましょう。高度な検索演算子や構文も活用して下さい。
 とりあえず、キーワード欄に「in:spam」を入れ、それ以外を埋めていきます。
 例えば差出人が
「info」「yahoo.com」自分の名前、などは削除対象です。yahoo.comは米国yahooのアカウントなので、特に知り合いが使っていなければほぼ迷惑メールと捉えて構いません。
 また
差出人アドレスは同じなのに差出人名が違うものが多いので、そういうメールも削除対象。
【設定例】
 差出人:
info OR yahoo.com OR 自分の名前 OR 特定の差出人アドレス
 キーワード:
in:spam
 次のステップ:
「削除」「ラベルを適用」(振り分ける場合)
※良いフィルタのアイデアがあれば、是非、ご連絡下さい

Gmailの使い方を紹介します。