Gmail 「最新モード」の特殊仕様

話題「最新モード(recent)」には要注意!
過去30日間限定で受信でき、特殊機能もいろいろと便利ですが、
設定によっては
Gmailからメールがみるみる消えていきます


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※リンクフリー(更新:2007/4/18)

Gmailをメールソフトで読む方法 Gmailの使い方!

 Gmailの「最新モード(recent)」とは?

 メールソフトの設定で、アカウント名(ログイン名)の頭に「recent:」を追加するだけ。
アカウント名の設定例  recent:○○○@gmail.com または
 recent:○○○@GoogleApps独自ドメイン

 
最近のメール(過去30日間)だけを受信できます。
 モバイル端末の場合、最初から全てのメールがダウンロードされることもないので、容量やパケット代への圧迫がなくて便利です。元々は携帯用の機能。
 もちろんPC環境を軽くしたい人にもオススメ。一時的なテスト受信にも便利です。
 
ただし!以下のような特殊仕様に注意して利用しましょう。

 便利でもあり、不便でもある、特殊仕様 
 Gmailのコピーを削除する  POPアクセスして過去30日間のメールをダウンロードする代わりに、該当メールがGmail(Web)のゴミ箱に移動し、Gmail上からみるみる消えていきます。当然ですが、2つのメールソフトを使用している人は片方ではダウンロードできません。
 メールソフト側の設定で
「サーバーにコピー(メッセージ)を残す」設定で解決。旧来のメールサービスと同じ仕様。
 通常モードはGmail(Web)側設定で制御するのとは対照的。
 メールソフトからの送信
 済みメールが自分に届く
 
(自分宛メールなども)
 通常は、Gmail(Web)で送信したメールは、メールソフトで受信できますが、メールソフトで送信したメールはメールソフトで受信しません。しかし、recentモードではこれが可能。
 この事から、
従来では不可能だった、メールソフトからの自分宛メールが、ちゃんと自分にも届きます。自分宛のメモを管理できます。
 重複ダウンロードできる  recentじゃない通常設定のメールソフトを使っている時、メールを一部消してしまって再取得したいと思った時に一時的に「recent」を付けてアクセスすると過去30日限定で重複ダウンロードできる。
 メールを共有できる  通常は、Gmail側のPOP設定が「今後受信するメールでのみPOPを有効」になっている人は、2つのメールソフトを使うと、早いもの順に抜かれてしまいメールが分散します。
 そんな場合、一方のメールソフトをrecentモードにする事で同じメールを受信し共有できます。recentモードは、
過去30日限定の「すべてのメールでPOPを有効」の設定という事になります(メールソフトがサーバーにコピーを残す設定なら)。
 ネタフルさんの記事は、この仕様に該当します。
 なお元々
「すべてのメールでPOPを有効」になっている人はrecentモードを使わなくても普通にメールを共有できます。この場合のrecentモードの効果は「過去30日間限定」。
 参照:Gmailをメールソフトで読む方法

 なぜこのような仕様なのか?

 おそらく、モバイル端末をメインに使う人は、Gmail(Web)にAjaxモードでアクセスして設定を変更する事ができないため、
メールソフト側からある程度コントロールして使えるように配慮されているのではないかと思います。特にPOPの有効状況をメールソフト側のサーバーにコピーを残す設定で制御できるようなところがそれを物語っています。
 旧来のメールサービスと同じ仕様に退化しつつ、30日間限定や、送信済みメールの配信という新しい機能を追加しています。同時に、
「今後受信するメールでのみPOPを有効」に設定している(もしくは知らずにそうなっている)ユーザのためのメール共有の選択肢(ネタフルさんの記事)を提供しており、一見複雑ですが良く練られた機能です。

Gmailの使い方を紹介します。
Gmailの使い方!