Gmailをメールソフトで読む方法

読者の要望によりPOPメールソフトで読む情報をまとめました!
頻繁にチェックをする人はGmail新着チェッカーと併用を。
困った時のトラブルシューティングはこちらIMAP利用はこちら


知人に紹介するGmail this
はてなブックマークに登録
※リンクフリー(更新:2008/2/13)

 対応メールソフト(PC)と設定

 Outlook Express,Outlook(自動設定ツールあり),Entourage,Eudora,Opera Mail(Gmailに影響),Netscape Mail,Apple Mail,Mozilla,Thunderbird(2.0はラベル仕様),Becky(設定),QMAIL3,nPOP設定),nPOPQ,EdMax(3.10以降設定),SnapperMail(設定),BlackBerry,Mew(設定),SylpheedWindows Live Mail desktopqpopSimple MailHDMobiMailMbox360SHメールめるちゃか
  などのSSL対応POPメールソフトならOK!
 変わったメールツールも便利:
  NetjaxerGmailerXP要.NETランタイム),OrgooMobile MailerGmailreader

 SSL非対応のPOPメールソフトをご利用の方はGmailを非対応メールソフトで読む方法を参考に
StunnelMELONなどをご利用下さい。
 どのメールソフトも以下の通りに設定します(Gmail側の設定をしないと読めません)。
受信メール (POP3) サーバー  pop.gmail.com
 SSL:
有効,ポート:995
送信メール (SMTP) サーバー  smtp.gmail.com
 送信認証:
有効,SSL(STARTTLS):有効
 ポート:
465(SSL) or 587(TLS)
 ※SMTPサーバーのみを使う用途
アカウント名
(ログイン名)
 ○○○@gmail.com または
 ○○○
@GoogleApps独自ドメイン
 先頭に
「recent:」を付けると最新モードに。
名前(差出人名)  Gmail側の設定に関わらず何でも良い。
電子メールアドレス
(差出人アドレス)
 Gmailに設定済みの差出人アドレスなら何でも
良い(Gmailアドレス以外も可)。未設定のアドレ
スを入力するとデフォルトアドレスに書き換わる。
パスワード  Gmailのログインパスワード
 個別のメールソフトの設定はこちらも参照して下さい。
 「サーバーにコピーを残す」設定などは必要なく、
多くをGmail側の設定で制御するしくみです。
 Gmailに最も近いメールソフトはThunderbirdです。正式版公開ラベル付けβ試用記はこちら)が可能な上、アカウント選択の中に GmailがありますGTD 風のメール整理も可能。人気のFirefoxと同じように便利な拡張機能こちらも参照)を使えます。また、MacのMailもGmailアカウントの入力だけで設定が完了します。なおThunderbirdやBeckyはスレッド表示に対応。
 USBメモリやiPodで持ち運べるThunderbird PortableやFirefox Portableなども便利。
 Googleでも採用されているベイズ理論を応用したPOPFile旧版設定方法)なども便利?(Gmailがあれば不要ですが)。
 なお、以上とは反対に、他社のPOPメールをGmailで読めるMail Fetcher機能の使い方は、caramel*vanilla主夫の勘参照。PC上のメールをGmailに移行する手段にもなります。Gmail同士のバックアップもできます。HotmailをGmailで読む方法なども。
 IMAPを使いたい人はこちらをどうぞ。

 Gmail側のPOP設定 〜この設定の自由度がGmailクオリティ!〜

 Gmailの「設定」にアクセスし、「メール転送とPOP設定」を開き、「POP ダウンロード:」で
POPを有効にすると読めるようになります。POP設定のステータスは2種類。
 【POPステータスの違いについて】・・・「すべてのメールでPOPを有効」を推奨!
「すべてのメールでPOPを有効」  メールデータ全てが対象。誤解が多いのですが、未ダウンロード分のみダウンロードします。2つのメールソフトを使うと両方に同じコピーが受信されます。ステータス設定を変更保存し直したり、新しいソフトでアクセスすると最初から全て(重複)ダウンロードされます(最新モードで30日間限定可能)。
「今後受信するメールでのみPOPを有効」  前回受信したメール以降のものが対象。過去のメール全てをダウンロードする訳ではないのでPC周りが軽くなります。ただ、2つのメールソフトを利用していると、メールソフト早い者順にダウンロードされて、一方のメールソフトにダウンロードされずに困る場合があります(この場合最新モードで解決)。
 最初から「すべてのメールでPOPを有効」を推奨。気が変わったら変更します。逆に後から「すべてのメール」設定に変更すると、大量にメールがある場合は全ダウンロードの覚悟が必要です。
 なお、大量にダウンロードされると困る、
モバイル端末や、試し受信などでは、最新モードが役立ちます。
 メールの共有が複雑で困る場合、IMAP方式の利用も考慮にいれましょう。

 また、Gmailのコピーの処理を3つ選べます。
 【Gmailのコピーの扱いについて】・・・「Gmailのコピーを受信トレイに保存」を推奨!
「コピーを受信トレイに保存」  Web上に自動バックアップされます。推奨。標準設定。
「コピーをアーカイブ」  メールソフトでアクセスした分をアーカイブしてすっきりし
たい上級者向け。Web上の受信トレイから無くなりますが、
「すべてのメールトレイ」や検索から探せます。仕事術等。
「コピーを削除」  メールソフトのみにメールを残しWeb上のメールを削除。
 旧来スタイル。2度とGmailからダウンロードできません。
 変更後は必ず「変更を保存」 をクリックしましょう。

 注意事項
 ・迷惑メールや、フィルタなどで「ゴミ箱」に振り分けたメール、は受信されません。
 ・Gmail上のラベルやアーカイブやスレッドや署名などはメールソフトには関係ありません。
 ・Web上で自分が送信したメールもダウンロードされます
  → メールソフト上で送信済みフォルダへ移動できます。これは便利。
 ・大量のメールがある場合は、300通単位でのダウンロードになります。
 ・1分おきなど、
頻繁なアクセスはスパムと判定され、徐々にアクセスできなくなります
  → そういう人はGmail新着チェッカーがオススメ。
 ・メールソフトで自分宛にメールを送信すると届きません
テスト送信でハマる人が多いので注意!
  → Gmailは同じmessage-idのメールは受信しません。スレッドとの整合性からか?
  → 裏技的な解決方法があります。
  
※Web上では自分宛メールは送信できます
 ・GmailはIMAPには対応していません
  → ただし、GMail::IMAPDというPerlモジュールで可能。
 ・モバイル端末用にはJavaアプリ「Gmail for Mobile Devices」もオススメ(使えれば)。

 連絡先(アドレス帳)やメールを移行するには?
 Gmailの連絡先をエクスポートしてメールソフトで使う事もできます。
 また逆にメールソフトやメールサービスのアドレス帳をGmailにインポートする事もできます。
 カンマ区切りのCSVファイルを用意しましょう。Macユーザは、AtoGExport for Webmailがあります。PocketPCはこちらを利用。複数のメールソフトを使う場合、アドレス帳をGmailに集約すると共有とバックアップが簡単になります。
 連絡先と自動的に同期する同期ソフトもあります。
 メールソフトに溜まった古いメールをGmailにインポートするにはGMailにメールを完全移行する方法を参照。メールもGmailに集約すれば複数のメールソフト間の共有も簡単になります。


Gmailの使い方を紹介します。
Gmailの使い方!