Gmailアカウント同士のPOPアクセスは不可という情報がある一方、GMailをGoogle AppsからPOPするという情報もあり、詳しく調べてみました。Gmail同士のPOPアクセスはちょっとした裏技で可能です。
Gmailの「設定」→「アカウントの設定」→「別のアカウントからメールを受信:」の「別のメールアカウントを追加」にて追加するMail
Fetcherの設定を以下のようにします。
実は特にいじらなければ使えるため裏技ではありませんが、Gmailを理解しているユーザほど振り回されるようです。
赤枠で囲った部分がポイント。
面白いことに、POPサーバーにSMTPサーバーを設定し(ポートは995のまま)、コピーを残さない設定にすると使えます。それ以外は失敗します。
コピーの扱いは接続先のGmailの設定でコントロールするため、通常ならばGmail上にコピーが残り心配ありません。これは通常のメールソフトでも同様です。
なお、Gmailをメールソフトで読む方法を参考に、接続先のGmail設定でPOPを有効にしておいて下さい。
ちなみに、通常のメールソフトの設定でも、POPサーバーの項目にSMTPサーバーを設定(ポートは995のまま)すると、セキュリティ証明のエラーは出ますが、一応受信できる事が判明しました。
基本的にGmailも、Google Appsも同じ操作性になっているので、相互のメールの移行に便利です。この機会にGoogle Apps(有料版もあり)へメールを統合するのも良いかもしれません。
先日Google Appsに対応した日本大学や東京女子大学、嘉悦大学、東京経営短期大学、リアルコムに入る人、新Livedoorメール利用者、フレッツ接続サービス「ZOOT」利用者などは、自分のGmailデータをひっさげて簡単に移行できる事になります。その逆もしかり。なおau oneメールに関しては一方通行なのでご注意を。
また、いざアカウントが消失した時のバックアップとして別のアカウントに溜め込むのもオススメです。
バックアップに関しては、送信済みメールも受信されるので便利。
Mail Fetcher機能は、一度設定して外部メールを全て受信した後に設定を削除してもメールは残ります。メールデータの移行だけが目的ならそうしましょう。
常に受信(送信)し続けたい場合は、設定は残しておきます。
なお、ここまで書いて何ですが、ラベル構造もそのままコピーしたい場合、両方でIMAPを有効にして、丁寧にドラッグ&ドロップすれば、時間はかかりますが綺麗に移行できます。
|